速読と記憶術と脳科学と…

速読と記憶術と脳科学と…

簡単な記憶力アップ法

「すぐに忘れないためにどうすればいいですか」という質問をよく受けます。それに対して私は「思い出すくせをつけてください」とお答えしています。 皆さん「忘れてしまう」と嘆くわりに「思い出す」という作業をしていないのです。 本も新聞もん読んだだけ…

まずは自分の記憶保持力を知ろう

記憶力も体力と同じです。普段生活していると、ある程度時間が経つとお腹がすいて、運動や仕事の効率が下がります。 記憶力にも、効率が落ちてくるポイントがあります。その時間は人によって20分30分と様々です。 ですからそれ以上を長い時間をかけて暗記の…

「繰り返し」で短期記憶を長期記憶にできる

「短期記憶と長期記憶を使い分けたい」と思っている人は、多いものです。そして実際に、短期記憶と長期記憶は使い分けることができます。 公式で見てきたように、刺激の強さと繰り返しの回数を調整すればいいのです。人それぞれに固有の繰り返しの回数がある…

色や香りに敏感な人は記憶力がいい

色や 匂い、 味などを 繊細に感じられるかどうかは、それを他のものと区別できるかということにかかってきます。 例えば私たちが「赤」と言って表している色には、多数のバリエーションがあります。 色味の違い、明度の違い、4彩度 の違いなど様々です。これ…

なぜ電話番号が覚えられなくなったのか?

「最近電話番号が覚えられなくなった」という人が多いのですが、 それは歳のせいではありません。イメージを使用しなくなったからです。 黒電話でもプッシュホンでも、私たちは電話番号を、実は数字そのものというより数字の場所や数字の形で覚えていたので…

形に対するトレーニングでこんなに変わる

私たちの目が「あかみどりあお」の信号しか捉えられないように、 形に対してもいくつかの基本的な信号しか受け取れないと考えられています。 横の線、縦の線、奥行、直線、カーブ、太さなど、基本的な形の情報に反応する場所が脳にあり、 人はこのような基本…

私たちは目ではなく、脳で見ている

視覚野に送られた情報は、色、形、明るさ、位置などそれぞれの情報に分解されます。 例えば、色にはそれぞれの「波長」があります。人が色を認識できるのは、大脳が視細胞の錐体から送られた「波長の情報」を分析しているからです。 赤の波長の割合が高けれ…

イメージ力アップの仕方を身につけよう

私たちはイメージ力を上げるための教育を、ほとんど受けてきていません。反対に、言語力を上げるためのトレーニングは充実しています。 小学生の頃から毎日国語の勉強をしてきましたし、文法構造だけでなく、文の構成や、内容行間を読み取る訓練も長年行って…

エビングハウスの忘却曲線とは?

人がどのように物事を忘れるかについて、たくさんの研究がされています。その中でも有名なのが「エビングハウスの忘却曲線」です。 19世紀の終わりに、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス(1850ー1909)が提唱したものです。 忘却曲線が示すのは、「人…